プロピレングリコールは猫の赤血球に悪影響を及ぼすとして、
キャットフードへの使用が完全に禁止されています。
(犬ならOK)

しかし、ペット用ウェットティッシュにはなぜか
プロピレングリコールが使用されているものが多数あります。


例えばこれ。

 
ティー・エイチ・ティー ペット用 ウエットティッシュ なめても安心

品名に「なめても安心」と謳われています。
が、原材料を見ると、「水、PG、安息香酸Na、クエン酸、クエン酸Na」と記載されています。

PG=プロピレングリコール です。

ちっとも安心じゃありません。口の周りなんて絶対使っちゃだめです。


楽天ランキング1位のこの商品もそうです。

肌に優しいヒアルロン酸配合 ノンアルコール チャームオリジナル ウェットティッシュ

「対象: 犬、猫、小動物 」
となっているのに、成分の1番目に思いっきりPGと書かれています。


大手メーカーであるユニチャームでもこの有様。

ユニ・チャームペット ペット用ウェットティッシュ

商品説明をよく見ると犬用と書いてありますが、
パッケージの画像には猫も普通に映っているので、逆に悪意を感じます。
中小メーカーであれば、単純に知らないだけなのかなとも思いますが・・・


添加物全てが危険なわけではありません。基本的には使用量の問題です。
天然物や食品でも危険なものはいくらでもあります。
むしろ使える量が制限されている分、添加物の方が安心だったりもします。

ただ、PGは猫用には微量であっても明確に禁止されているので、これだけは注意した方がいいです。

ペットフード用の規制はあっても、おそらくケア用グッズへの規制はまだちゃんとされていないため、このような事態になっています。


もし入っている成分が「BG」であれば、PGとは別物なので問題はありません。

ウェットティッシュの材質しか書いておらず、実際の水分の部分に何を配合しているか書いていなかったり、「保湿剤」としか書いていない商品も多いです。
そのような商品は避けた方が無難です。


どの製品なら大丈夫?


レック/アイプラス製の下記2品はプロピレングリコール不使用です。



レック 水99.9% ペット用ウェットシート(ウェットティッシュ)



ペット用 流せるウェットシート

ただし、②のトイレに流せる方については、同じパッケージのまま内容が変わっており、
古いものの場合はプロピレングリコールが入っています。
必ず成分を確認してから購入しましょう。

あとは普通に人間用の「赤ちゃんのおしりふき」で、
エタノールとPGが入っていないものを選ぶのが安全です。